郡上観光の途中で、地焼きうなぎを。—— 郡上市大和町・嘉門(かもん)
郡上に観光でいらっしゃる方は、だいたい一日はゆっくり遊ばれることが多いようです。
八幡の町歩きや郡上踊り、せせらぎ街道のドライブ、ひるがの高原の散策。
季節ごとに見どころも変わるので、どの時期に来ても飽きることはないと思います。
そんな郡上の旅の途中に、**「少し落ち着いて、いい食事をしたいな」**と思うタイミングがあるのではないでしょうか。
そのとき思い出していただけるような、うなぎ屋をやっています。
岐阜県郡上市大和町。観光の中心地からは少し離れた静かな町に、
**地焼きうなぎ専門店「嘉門(かもん)」**はあります。
派手な観光地ではありません。でも、いい時間が流れています。
嘉門のある大和町は、郡上八幡から車で20分ほど。
町の中心を流れる長良川の支流沿いに、小さな商店や住宅が点在しています。
観光地とは違って、少しのんびりした空気の中で、地元の人が日々の暮らしを送っているような場所です。
そんな町で、静かにうなぎを焼いています。
決して派手な演出や名物料理があるわけではありませんが、
炭火を起こして、焼き台の前に立ち、うなぎ一匹一匹と向き合う——
そんな基本の繰り返しを、日々、丁寧にやっています。
「地焼き」だからこその、香りと食感
嘉門のうなぎは、蒸さずに炭火で焼き上げる**関西風の“地焼き”**です。
焼くときは、炭の温度、風の通り、うなぎの身の状態を見ながら、
火の距離や時間を細かく調整していきます。
余分な脂は落ち、皮はパリッと、身はふっくら。
中に閉じ込めたうまみが、噛むたびにじわっと口に広がります。
タレには、地元のたまり醤油を使用。
濃いけれど甘すぎず、炭で焼いた香ばしいうなぎの風味を邪魔しないよう、
何度も調整して今の味に落ち着きました。
わざわざ足を運ぶ価値があると言っていただけるように
「郡上まで来たから、うなぎでも食べていこうか」
そんな気軽なきっかけで構いません。
でも、ひと口食べて「これはまた来たいな」と思っていただけるように、
こちらは日々、焼きに集中しています。
観光の後の少し静かな時間に、特別な演出があるわけではないけれど、
旅の合間に“うなぎの記憶”が残るような一食をご用意できたらと思っています。
店内はテーブル席のみ。
焼き場は少し奥にありますので、煙が客席に流れすぎることもありません。
ゆったりとした空間で、うなぎそのものに向き合っていただけるような作りです。
観光ルートの途中に、うなぎ専門店を組み込んでみませんか
郡上八幡から15分、高鷲や白鳥からも30分程度。
どこからでも立ち寄りやすく、ちょうどいい距離感だと思います。
郡上観光をしっかり楽しんでいただいたあと、少し落ち着いて座りたいとき。
そのタイミングに合わせて、うなぎを一番美味しい状態でお出しできるようお待ちしております。
嘉門(かもん)|店舗情報
- 住所:岐阜県郡上市大和町徳永164-2
- 昼の営業:11:00〜14:00(L.O.)
- 夜の営業:17:30〜19:00(L.O.)※平日夜は予約制
- 定休日:水曜日・第2/第4木曜日
- 駐車場:あり
- 席数:テーブル席のみ(カウンター席なし)
遠くからの方も、地元の方も。
「せっかく郡上に来たから、良いうなぎを食べたい」
そう思ったとき、静かにお応えできる店でありたいと思っています。