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上丼のご紹介です。うなぎ好きな人たちの論争の一つにあがるのが、『うな丼派』か『うな重派』論争があります。

余談ですが、嘉門がオープンしたばかりの頃に、SNSで嘉門の看板メニューは『紅白重』です。とアピールしたら、まさかの『俺はうな丼派なんでお店にはいきません。』とコメントされたことがありました。オープンしたばかりでガラスのハートだったのでショックを受けたことを覚えています。わざわざそんな酷いことを公のSNSで言わなくてもいいと思いますが、世の中自分が想像もつかない人が居るものですね。

話しがそれましたが、皆様はどちらが好みでしょうか?

聞くところによると、関西は丼派が多くて、関東はうな重派が多いと聞きます。理由は関西は商売人が多く、昼食にゆっくりしている時間もないので、丼で豪快に掻き込むように食べる人が多かった。一方関東は、昔は江戸幕府があり、日本の都でお殿様の街なので、上品に重箱で食べるのを好む。なんて話しを聞いたことがあります。これに関してはきっと都市伝説だと思います。でも、話しのネタには面白いですね。

ただ僕個人的には、立派な家柄でもないのも関係しているかもしれませんが、圧倒的に丼派です。どんぶりのほうがなんかしっくりくるし、『食ったー』っていう満足感があります。ただこれは、本当に個人の好みですから何とも難しい論争ですね。

よくお客様に、うな重とうな丼は何が違いますか?と聞かれますが、嘉門では器が違うだけです。うなぎの質や量は一緒です。お店によっては、うな重のうなぎの量を多くして値段を高くしたりするところもありますね。

一つ違うところは、どんぶりは陶磁器製なので器をアツアツに温めて提供します。一方、うな重は重箱を熱することは、器を痛めてしまうため行っておりません。違いといえば、いつまでもアツアツで食べれるか、品があるかくらいではないでしょうか。

うなぎ業界にはそんなちょっとした論争もあるのです。

郡上でうなぎを食べるなら、嘉門へお越しください。

嘉門の上丼