まもなく営業再開します

こんにちは。あっという間に8月も終わりが近づいてきました。8月12日からまさかの長期の夏休みになってしまい、この2週間程は色々と考える時間をたくさん持てました。

前回のブログでは前向きに発信していましたが、そうでもしないとモチベーションが維持できないような感覚がありました。

その感覚は正解だったみたいで、火事から数日間はお盆で張りつめていた緊張感が残っていたり、火事で散乱したものを片づけたり、工事が円滑に進むように邪魔になる物を動かしたりと、自分の身体を動かしているうちは、すぐにでも仕事を再開できる感じでした。

でも数日経ち、特にやることもなくなってくるとどんどん仕事に対するモチベーションが下がってきて、無気力になることもありました。このままではダメだと思ってもなかなか身体が動かない日もありました。

火事にあった当日も、知り合いやお客さんからも『あんまり落ち込まずに頑張れよ』と声かけてもらっていたけど、その時は『全然落ち込んでないし大丈夫』と思っていたけど、こうゆう少しショッキングな出来事は、時間差でだんだんと頭も身体も理解するのだと実感しました。

もうあの夏のばりばりうなぎを焼いていたモチベーションを取り戻せるのか、自分自身少し心配していました。その心配から、ランニングを久しぶりにしました。実は僕は走るのが大好きでした。中学の時には岐阜市の駅伝大会にも野球部から借りだされて区間賞を取ったこともありました。

走っていてランナーズハイになるとどこまでも走れそうになるあの感覚が大好きで、昔は毎日10キロ程走っていました。

現状を打破しようと5年ぶりくらいに久しぶりに走ってみると、とにかくしんどかった。けど、過去のランニングをしていた経験からこの辛さを乗り越えると、ランナーズハイになって楽に走れるようになるのが分かっていたので、辛くてしんどかったけど30分間ほど走りきることが出来ました。

その時感じたことがあって、過去に経験した事は、対処法や対策が分かるから、自信をもってその出来事に立ち向かえるけど、経験していない出来事はどのように対処すればいいか分からないし、悪い方向にイメージしてしまうから最終的には行動する事が怖くなるのだと思いました。

振り返れば嘉門を始める時は、今までの人生ではありえないような借金もしたし、正社員として守られていた立場から、すべての事が自分自身の責任になるという立場に変わる時は、本当に清水の舞台から飛び降りる覚悟でした。めちゃくちゃ怖かったのを覚えています。

今回の火事の出来事では、いつから再開できるのか?いくらお金がかかるのか?売上どうしよう?支払いどうしよう?と今まで経験してこなかった色んな問題が山積みになり頭がパンクして、動く気力が無くなってきたのだと思います。頭でっかちはダメですね。行動あるのみです。自分の力では遠く及ばない事に考えを巡らせても、どうすることも出来ないのについつい考えてしまうんですよね。

最近はランニングを継続しているからか、頭の中がスッキリしているし、工事も終わり再開日が近づいてきたので、少しづつ仕事モードに気持ちが変わりつつあるのを自分でも感じます。

一時は再開するのさえも億劫に感じていたけど、今は気力も満ちてきました。美味しいうなぎを食べてもらって幸せな気持ちになってもらいたいです。ありがたいことに営業再開の日は沢山ご予約を頂いています。

営業再開まであと二日。心身ともに充実させてお客様をお迎えしたいと思います。どうか台風に邪魔されませんように。そして台風の被害で悲しい思いをする人がいませんように。