【キャンプ帰りに、ちょっと贅沢なごはん】郡上のうなぎ専門店「嘉門(かもん)」で〆る旅

こんにちは。岐阜県郡上市大和町で、うなぎ専門店「嘉門(かもん)」をやっております。

ここ最近、ありがたいことに「キャンプ帰りに立ち寄りました」というお客さまが増えてきました。

郡上には、自然と向き合えるすばらしいキャンプ場が数多くあります。
明宝、和良、大和、高鷲、ひるがの、どのエリアも山や川に恵まれ、ソロでもファミリーでも楽しめる環境です。

そんな自然をめいっぱい満喫したあと、
「焚き火とレトルトじゃ、もうちょっと物足りない」
「帰り道に、ちゃんとしたものをゆっくり食べたい」
という声が、特に午後から夕方にかけて聞こえてきます。

嘉門は、そんな“旅の終わりに立ち寄る一膳”を目指しています。


■ キャンプ場から、ちょうどいい距離感

当店「嘉門」は、郡上市大和町徳永にあります。
地元の酒蔵「平野醸造」さんの敷地内にひっそりと構えた、うなぎだけの小さな専門店です。

アクセスは、おおよそ以下の通り:

  • 明宝・大和のキャンプ場:車で15〜25分
  • 美並・和良方面から:車で30〜40分
  • 高鷲・ひるがの高原エリア:車で1時間ほど

チェックアウトして撤収したあとの流れで、
「そのまま高速に乗る前に、ここでひと休みして帰ろう」
そんなふうに使ってくださるお客様が多くいらっしゃいます。


■ 体が欲しがる「炭火の香り」と「脂ののった一膳」

嘉門のうなぎは、関東のように蒸したりせず、関西風の「地焼き」。
炭火で皮目をパリッと香ばしく焼き、身は中からふっくら。

使うタレは、地元・郡上産の“溜まり醤油”をベースにしたもの。
甘すぎず、うなぎの脂をくどくさせず、あとを引く味です。

焚き火の香りが服に残るようなキャンプ明けのタイミングって、
なぜか「炭の香ばしいもの」が無性に食べたくなるんですよね。
アウトドアを経験したあとだからこそ、
この焼きの力強さ、脂の旨みが、体にスッと染み渡ります。

「うわ、うまっ」って、思わず声が漏れるあの瞬間を、ぜひ味わってください。


■ 和室のテーブル席で、足を伸ばしてリラックス

嘉門の店内は、靴を脱いで上がっていただく和室タイプ。
掘りごたつではありませんが、テーブル席でゆったりお座りいただけます。

「地面が硬かったから、ちゃんと座れるってありがたい…」
「椅子に背もたれがあるだけで幸せ」
といった声も、よく耳にします。

キャンプ用品を積んだ車でも、バイクでも、駐車場は広めに確保してあります。
服装も、焚き火明けのままの格好でまったく問題ありません。
遠慮なく、そのままのスタイルでお越しください。


■ 食後のコーヒーはないけれど、「満足感」はしっかりあります

嘉門にはデザートもコーヒーもありません。
メニューはうなぎのみ、焼き方は炭火だけ。シンプルなお店です。

ですが、うなぎをしっかり食べ終えたあとに、
「もう何もいらない」
「これは“ごほうび”だね」
という感想をいただくことが、何よりの励みです。

もちろん、食後に道の駅やカフェに立ち寄ってもらうのも旅の楽しみ。
うちはその前に、空腹と疲労をリセットする“旅の折り返し地点”のような存在でありたいと思っています。


■ 店舗情報・営業案内

うなぎ 嘉門(かもん)
📍 岐阜県郡上市大和町徳永164-2(平野醸造 敷地内)
🕰 【昼】11:00〜14:00(L.O.)/【夜】17:30〜19:00(L.O.)
📅 定休日:水曜日、第2・第4木曜日
📞 ご予約・お問い合わせ:営業中は焼き場にいるため、繋がりにくい時間帯もあります
🚗 駐車場あり(普通車・バイクOK)
📌 平日夜は予約制となっております。前日までのご予約をお願いいたします


キャンプで自然を満喫したその帰り、
静かな和室で、炭火の香りとともに味わううなぎの一膳。

それだけで、なんだか旅が「うまく締まったな」と感じてもらえたら、
店主としては何よりです。

また次のキャンプの道中に、「そういえば嘉門、また寄りたいな」と思い出していただけるよう、今日も炭に火を起こしています。

皆さまのご来店、心よりお待ちしております。