「うなぎの“地焼き”って何? 関東風とどう違うの? 実は知らない本当の魅力」
こんにちは。郡上市大和町、地焼きうなぎ「嘉門(かもん)」の大将です。
今回は、私がずっと皆さんにお伝えしたかった“うなぎの地焼き”について、少し熱く語らせてください。
うなぎといえば「関東風」や「関西風」とよく耳にするけれど…
「地焼きって何?」と思っている方、実はとても多いんです。
「地焼き」とは、素材の力を最大限に引き出す焼き方
一般的に
・関東風 → 蒸してから焼く(ふわっと柔らか)
・関西風(地焼き)→ 蒸さずにそのまま炭火で焼く(香ばしくパリッと)
という違いがあります。
嘉門では、蒸さない“地焼き”にこだわっています。
なぜか? それは──
・うなぎの旨味や脂を余すことなく味わってほしい
・炭火で焼き上げた皮目の香ばしさは、地焼きならでは
・素材の力強さと香りの豊かさは唯一無二
だからです。
地焼きは“うなぎ本来の旨味と香ばしさ”を楽しむ食文化。うなぎ好きが最後にたどり着くのが、この「地焼き」なのかもしれません。
郡上の名水「古今伝授の水」で泳がせる、贅沢なひと手間
さらに嘉門では、うなぎを焼く前に「古今伝授の水」で泳がせています。
この水は、地元の酒造りにも使われる清らかな地下水。
余分な脂や泥臭さを抜き、うなぎの味がよりクリアに。
ただ焼くだけではない。
このひと手間こそが、嘉門の味の秘密でもあります。
タレにも“郡上らしさ”を
焼き上げの最後に欠かせないタレは、地元・郡上の溜まり醤油をベースにしています。
深いコクと香り。
ほんのり甘さのある、奥行きのある味わい。
この溜まり醤油の存在が、嘉門の“地焼きうなぎ”をさらに特別なものにしています。
当店で醤油を気に入って、製造元まで買いに足を運ぶ方も多いです。
一口目から感じる、驚きの香ばしさと食感
地焼きうなぎの魅力は、なんといってもその香りと食感。
皮はパリッと香ばしく
身はふっくらとジューシー
脂は口の中でとろける
炭火の高温で一気に焼き上げるからこそ生まれる、パリッとした皮目と、ふわっとやわらかい身。この“食感のコントラスト”が地焼きの最大の魅力。
でも、食べ終わった後は不思議とさっぱり。
その秘密は、郡上の水と地元の素材、そして丁寧な手仕事にあります。
SNS映えだけじゃない。五感で楽しむ“地焼きうなぎ”の贅沢体験
もちろん、SNSにアップしたくなるようなビジュアルも嘉門のうなぎの魅力。
炭火で焼き上げた艶やかなうなぎ。
酒蔵の静かな空間。
季節ごとに変わる中庭の風景。
ですが、私たちが本当に届けたいのは──
「食べた人だけが感じられる特別な体験」です。
郡上大和で、ここだけの味と時間を
観光で郡上に来られた皆さまへ。
どうかこの地でしか味わえない「地焼きうなぎ」を体験してみてください。
◆営業時間
昼:11:00〜14:00(LO)
夜:17:30〜19:00(LO)※平日夜は予約制
◆ご予約・お問合せ
0575-75-1145
お気軽にお電話にてお問合せください。
心を込めて焼き上げる一尾。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
── 嘉門 大将